沢端のオジちゃん

爺ちゃん家の近所だった沢端の家には年上の三姉妹が住んでいて、よく遊んでくれた。

その父親のオジチちゃんは天然のウナギやヘビを捕まえて、焼いて食べさせてくれた。

ヘビの丸焼きは淡白な味で美味しかった。

ウナギは白焼きで、もちろん美味である。

オジちゃんはヘビを捕まえると、その場でさばいて器用に心臓だけを取り出して、動いてる

のを丸飲みにしていた。

私は驚くというよりも、オジちゃんはスゴイ人だと思っていた。

今では村の最高齢者で元気に過ごしてるのもヘビの心臓のお陰かもしれない。

オジちゃん家の裏に流れる沢にはナツメの木があり、実が成るとおやつがわりに食べた。

沢蟹やイモリ、メダカなどを捕まえて遊んだ。

夏はスイカやキュウリ、ナスなどを沢で冷やして食べた。

オジチャンが作ってくれるナスの塩揉みは絶品だった。

Go with the flow ~流れのままに~

徒然なるままに書き綴る我が半世紀の伝記!

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